井上靖文学館に足を運びました。世田谷から移設された書斎や応接室、蔵書、使用されていた家具は、旭川市にとって貴重な文化的財産です。残念なのは縁側からみる景色が砂利のままなこと。井上エッセイには、毎朝、縁側の籐椅子に腰を下ろし、1時間ほどぼんやりと庭を眺めるのが最高の癒しであったことが書かれています。
(写真:世田谷から旭川に移設された井上靖先生の書斎)